今やインターネットは皆さんの生活に欠かせない大事な生活インフラのひとつとなっていますよね。
ところで、このインターネットは、世界と繋がっているから情報のやり取りができている、ということは皆さんも何となく理解していると思います。
では世界中との情報のやり取りはどのような方法で繋がっているかご存知でしょうか。
実は、海を隔てた国とのデータやり取りも、そのほとんどを海底ケーブルに頼っているのです。
こちらも無線ではなく、有線、というわけですね。

海底ケーブルは、文字通り海底に敷設した光ファイバーケーブルのこと。大陸と大陸、または島との間の海の底に、長い長い光ファイバーケーブルを引いていきます。
その長さは、例えば日本とアメリカであれば、約9,000km。途中でデータ信号が途絶えないように、40kmから100kmごとに「中継機」と呼ばれる光信号の増幅器を配置します。
海底は平坦ではなく、深さも一定ではありません。海溝の上...ではなく、しっかりとその深いところにも這わせて敷設します。
敷設工事には大変な時間と労力がかかります。たるみがあれば、海流の影響を受けて破損しやすくなりますし、引っ張りすぎてもやはり断線してしまいます。そのため、日本とアメリカの間の工事は完了するまでに約2カ月もかかるのです。
もちろん、物理的なものですから、経年劣化による修理が必要。なぜかサメが好んで噛み付くため、その対応も必要になります。衛星中継よりも断然速度が速く、雨や台風などの影響も受けにくいため、活用の幅が広い海底ケーブル。人知れず深い深い海の底で仕事をしているケーブルにたまには想いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
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